技術経営ブログ

マネジメントを導入した大学駅伝の強化

2018年11月5日

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 昨日は大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝をテレビ観戦した。結果は、優勝候補の本命と予想されていた青山学院大が2位の東海大に3分近くも差をつけて優勝。中にはベストは走りができなかったとコメントしていた選手もいたが、それでも全選手が区間5位以上でまとめあげ、他大学を圧倒してしまう強さに選手層の厚さと底力を感じた。今回の全日本大学駅伝よりも距離が伸びる正月の箱根駅伝も優勝候補の筆頭とされ、今年度大学駅伝3冠の可能性も高いだろう。

 ところで、青山学院大は、最近までは決して大学駅伝の強豪では無かった。原晋監督が青山学院大の駅伝監督に就任し、強いチーム作りが行われ、徐々に駅伝の順位が上がり、2015年の箱根駅伝にて念願の初優勝を勝ち取り、その後も強さを維持している。

 かつて大学駅伝のチームを強化するために、高校駅伝で実績のある有望な選手のスカウティングやスピード化に伴う練習の質や量の改善等が行われてきた。原監督は、勿論これら従来の方法を実践しつつ、「マネジメント」を導入して更にチームを強化したところに凄さがある。

 原監督は、箱根駅伝を走った経験は無く、元々サラリーマンで「伝説の営業マン」と言われていた。その営業マンの頃に培った目標達成のためにマネジメントを導入している。選手達が自主的に考え、目標設定し、練習や日々の生活ができるようにするよう指導し、指示待ち人間になるのではなく自分の力で何事も切り開くことができるように指導している。その結果、チーム全体が考える集団に変化し、自主的に話し合いをしながら物事を進めていけるようになり、結果としてそれがチームの強さとして表れている。また選手達が卒業後、実社会で実際に仕事をする上でもとても良い経験になっているはずだ。

 大学駅伝の強化の事例一つとってもこれを一つのマネジメントを行うべき対象と捉え、マネジメントのメソッドをひたすらに適用していく、そのスタンスが大事なのであり、それが後々になり大きな結果の差となって表れる。それを今回の伊勢路のテレビ駅伝観戦を通じて学ばせてもらった。

 といいつつも、正月の箱根駅伝は、青山一強の独走は見ている方としては面白くないので、他大学も今まで以上に頑張っていただき、白熱したレースになることを期待したいところである。

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