技術経営ブログ

イノベーションの機会

2019年5月13日

技術ブログ

 ドラッカーの著書に記されているイノベーションの機会としては「経済や社会の非連続性の発生と、どのもたらす影響との時間差を発見し、利用すること」とある。つまり、以下の時間のように、経済や社会の新たな流行やトレンドも、その発生から社会を轟かせるまでにある程度の時間がかかり、また以前の流行やトレンドに対して非連続なものとなる。この非連続な時間帯にイノベーションの機会を発見することで、新しいトレンドや流行において他社を引き離しリードすることができるというものである。

(ドラッカーのイノベーションがよく分かる本 秀和システムを参照し当社作成)

 ドラッカーは、イノベーションの機会として以下の7つを挙げている。①予期せぬこと、②調査しないもの、③過程に潜むニーズ、④産業と市場の構造変化、⑤人口構成の変化、⑥認識の変化、⑦新しい知識。これらのうち①~④の機会は、業界や市場の内部から発見できるものであり、⑤~⑦は業界や市場の外部から発見できるものである。これらイノベーションの機会の詳細についてはドラッカーの著書を参照していただければ幸いであるが、これらの機会をキャッチすることができれば、それを実現するための新たな価値を創造する、いわゆるイノベーション創造フェーズに移ることができる。
 
 イノベーションの機会そのものを発見できなければ、イノベーション創造フェーズにおいて新たな価値を創造する上でそのスタートラインすら立つことができない。イノベーションの機会を発見するためには、業界や市場の内外においてアンテナを張り巡らし、その兆候をもれなくキャッチしていく体制を作る必要がある。イメージとしては以下の図のように事業経営コンサルティングにおける様々な活動(経営分析、技術マーケティング等)を通じて、イノベーションの機会やその兆候が見えてきたらこれを即座にイノベーション経営コンサルティングへ回し、検証を行う。つまり、事業経営コンサルティング→イノベーション経営コンサルティングの連動型で、イノベーションの機会の発見、可能性の検証、イノベーションの創造、新しい価値の提供へと進んでいく循環を作ることが重要であると考える。
 
 
 

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