技術経営ブログ

顧客への価値提供からイノベーション・IP(知財)へ

2019年6月24日

技術ブログ

顧客(市場ニーズ)に対して提供価値(製品サービス)を提供する。この提供価値は、顧客のニーズのみならずKSF、KBFを通じて確定される場合も出てくる。このようにして得られる提供価値が本当の意味のイノベーションに結び付けるためには、以下の3つの要件が必要になると考える。
1)ニーズ包含性
2)独自性(競合との差別化)
3)実現性

このうち、1)ニーズ包含性、2)独自性(競合との差別化)は、技術的なソリューションを通じて創り出していくことになる。また3)実現性については、バリューチェーンの改良やプロセスイノベーションを通じて実現していく。しかも、2)、3)については、更にビジネスモデル又はビジネスエコシステムを通じて独自性、差別化を醸し出し、ひいては顧客への価値提供の実現性を高めていく仕組みづくりが重要になる。

ここで、1)ニーズ包含性、2)独自性(競合との差別化)を技術的なソリューションでどのように創り出すか。創り出す前に先ず検討すべき点は、①ニーズ専行型(ニーズに応える上で必要な提供価値を定義する→提供価値を創り出すために必要な技術を内外から調達する)で攻めるか、②シーズ専行型(自社シーズからニーズに繋げられる提供価値を検討→必要に応じて外部技術ニーズに応える上で必要な提供価値を定義する→提供価値を創り出すために必要な技術を内外から調達する)で攻めるかを検討する。
 次に、これらのソリューションに必要な技術を調達する上で、自社技術シーズを活用するか、他社の技術シーズを活用するかについての戦略を考える。つまりクローズドな技術開発とするか、オープンイノベーションの途を探るのか、或いは双方の良いところ取りをするのかを検討する。

 更に創り出したソリューションは、知財マネジメントに落とし込んで料理し、知財のオープンクローズ戦略を策定し、必要なものは特許出願権利化を図る。そして、上述したビジネスモデル(ビジネスエコシステム)へとしっかりとアシストできる仕組みを作り込んでいく。この知財戦略を検討する上で重要なのが、知財の俯瞰地図を作る上で、ビジネス、イノベーションの軸を含めて可視化する、IPランドスケープである。

きわめてオーソドックスなビジネス、イノベーション、知的財産(IP)のフローは上述した通りであるが、コンサルティングプロセスをこれらに組み込んで一気通貫で行うことで互いのシナジーが形成されると信じている。

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