技術経営ブログ

イノベーションのリスクヘッジ

2018年11月12日

技術ブログ

 当社が提供するイノベーション階層のコンサルティングメニューの一つに「イノベーション経営コンサルティング」がある。この「イノベーション経営コンサルティング」は、クライアント自身にイノベーションを起こしてもらうためのコンサルティングコンテンツを集約したものである。一言イノベーションといっても、今までの価値観を覆すような破壊的なイノベーションから、僅かな技術的な改良等からなるインクリメンタルイノベーションやテクニカルイノベーションもこれに含まれることから、大手企業から中小企業、更には下請けの部品メーカーからベンチャー企業までイノベーションを起こせる機会は与えられている。

 その結果、自社がイノベーションを起こせたのであればめでたしであるが、確率論的な話をすれば、実際にイノベーションを起こすのは自社以外である可能性が圧倒的に高い。このためイノベーション経営のスタンスとしては、自社によるイノベーションの創発を目指していくことは勿論重要であるが、これと並行して、仮に他社にイノベーションの創発において先行された場合においても、自社がそれにうまく巻かれ、その他社が起こしたイノベーションの作用や恩恵を自社自身にフィードバックさせるための戦略を推し進めることが重要である。そのためには、自社のみならず、イノベーションを起こした他社までも巻き込んだエコシステムの構築も視野にいれ、自社の強みをより定量的に把握しつつ、そのイノベーションを起こした他社の力を利用するためのオープンイノベーション戦略が重要になってくるのである。

 当社は、上述した図に示すように、イノベーション階層においては、自社によるイノベーションを追求する「新規特定技術の開発支援」と、他社によるイノベーションを起こされた場合にこれに上手く巻かれてその恩恵を被るための「オープンイノベーションコンサルティング」を用意している。但し中心になるのはあくまで「イノベーション経営コンサルティング」を通じた戦略の軸であり、その両輪において、クローズ領域としての「新規特定技術の開発支援」と、オープン領域としての「オープンイノベーションコンサルティング」が回転する。どっちに転んでも負け組みにならずリスクヘッジする思想も今後は重要になると考えている。

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