技術経営ブログ

マネジメントは「数字を扱う競技」に近い

2019年5月7日

技術ブログ

 マネジメントを行う上では、実は数多くの数値が出てくる。知財マネジメントを例にとっても、特許出願件数や特許率、被引用数、外国出願の国の数、情報提供数といった様々な数値が出てくる。また近年においては特許の広さを数値化するTechnology Size(TS)という指標がNRIサイバーパテントより提供されており(当社関連企業のミノル国際特許事務所と共同開発)、知財マネジメントは、様々なファクターを数値できるようになっており、ある意味「数字を扱う競技」に近くなってきている。
 
 この「数字を扱う競技」であるマネジメントの世界において、そもそもデータをないがしろにしてないであろうか、時々考える時がある。当社では、金融工学、ゲーム理論、シミュレーション理論を取り入れた様々な研究を行ってきた結果、様々な事象やファクターを統計学的なアプローチで捉えることが可能となり、これらの事象やファクターの根拠を定量的に説明することができることが分かった。
 
 近年におけるマネジメント上の意思決定は、以前と比べて難しくなっている。グローバル化、IT化に加え、技術進化のスピードの加速化、AI-IoTを始めとした提供価値の変化、そして何と言っても情報の多様化も加わり、マネジメント上の意思決定を行う上での判断材料が多岐にわたるものとなっている。意思決定を勘や経験に頼る従来の方法では、これからのマネジメントを乗り切っていくのは難しいだろう。

 特にこの令和の時代におけるマネジメントは、このようなマネジメントの数値化に舵を切った企業とそうでない企業との間で、差が生まれてくることは確かである。「マネジメントは数字を扱う競技」に近いかもしれない。この数字を通じてどのように仮説を検証し、またどのようにその数字を解釈し、解釈した内容に基づいてどのような提案を行うのか、でさらに差がついてくると思う。これはコンサルティングを行う我々自身に対して常に戒めの言葉として言い聞かせている。

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