技術経営ブログ

SDGsとイノベーション-IP(知財)

2019年1月16日

技術ブログ

 SDGs(エスディージーズ)とは、2015年において国連にて採択された、持続可能な開発のための17のグローバル目標と169の達成基準である。
 17のグローバル目標としては、例えば以下のように設定されている。(出典:外務省のホームページ)
1.貧困をなくす
2.飢餓をゼロに
3.人々に保健と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダーの平等


 
 また169項目の達成基準は、例えば以下のように設定されている。(出典:外務省のホームページ)
7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.2 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
7.a 2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率、および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。

 (外務省 「『持続可能な開発目標』(SDGs)について」平成31年1月)によれば、日本は2030年にこの国際目標を達成するために、①国際社会の優先課題,②日本の経験・強み,③国内主要政策との連動を踏まえつつ,以下の分野において国内実施・国際協力の両面においてSDGsを推進するとしている。
  I.SDGsと連動する「Society 5.0」の推進
 II.SDGsを原動力とした地方創生,強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり
III.SDGsの担い手として次世代・女性のエンパワーメント
 
 日本のみならず、世界各国もこのSDGsの目標達成に向けて取り組みを進めており、例えば、子供向けのテレビシリーズ「きかんしゃトーマス」は国連との合作で、SDGsの17の目標のうち5つの目標をストーリーに取り入れているとのことである。

 しかし、国連の事務総長の話によれば、現状はこの2030年でのSDGs目標達成ペースをはるかに下回っているとのことだ( 国際連合広報センター (2017年7月20日). “国連報告書、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの加速を要請” . 2017年7月23日)。

 現状の世界各国のインフラや資源のみでSDGsの目標達成を図ることは勿論困難であり、その目的を達成するためには2030年に至るまで幾多にもわたるイノベーションの創発が必要になる。このSDGsを実現する上でのイノベーションの創発は、自社の利益を先に考えるのではなく、社会的価値の増進を念頭に置く必要がある。SDGsにおける達成基準の一つとして「3.6 2020 年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。」がある。交通事故死者数を減らすためには、自動運転技術をより進化させる必要があり、まさしく社会的に要請されたイノベーションである。そして、イノベーション創発に派生した生まれる様々知財(IP)の管理やマネジメントも勿論重要になるであろう。

 社会的価値の増進を念頭に置いた、SDGs発のイノベーション-IP(知財)戦略もこれからのテーマになることは間違いない

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