技術経営ブログ

これからのイノベーションモデル

2019年1月28日

技術ブログ

アイデアだけでビジネスができる。一昔前の感覚では、その考えに対してある程度の拒絶反応があったのかもしれない。技術革新は、大学や研究機関における基礎研究の成果を通じて生み出されるものであり、それが自然に経済社会に供給され、企業はそれを利用してビジネス化していけばよかった。社会経済にとって、技術革新はむしろ外側から自然に生まれてくるものであり、マーケットから生まれてくるものではないというのが一昔前の感覚だったと思う。つまり従来型のイノベーションは、大学や研究機関によって生まれた技術革新を利用し、これをビジネス化する、いわば技術シーズ専行型のモデルが主流だった。

 しかし、現在そしてこれからは、上述した技術シーズ専行型モデルだけでは生き残れない。むしろマーケットから顧客ニーズを読み取り、これに応えることができる新しいアイデアやソリューションを考え、これをビジネスモデルに盛り込んでいく。まさしく顧客ニーズを起点としたニーズ専行型モデルが主流になる。つまり新しい科学的発見に後押しされたイノベーションではなく、技術的に足りないところや、顧客が解決してほしいと思っている様々な問題点が起点となり、イノベーションが生まれるパターンである。

 現在そしてこれからのビジネスでは、単にイノベーションに注力するだけでは足りない。創造したイノベーションを特許を始めとした知財戦略を通じてこれを保護していくことが重要となる。知財戦略を、イノベーション戦略やビジネス戦略にアシストさせるイメージをしっかりと持つことが大切なのである。

そして、事業戦略イノベーション経営知財戦略の3階層を互いに連動させてシナジー効果を出していくことが重要になる。

お問い合わせ・ご依頼は
お気軽にご連絡ください。

受付時間/平日9:20~17:20