技術経営ブログ

リーンキャンバスの活用

2019年1月29日

技術ブログ

 コンサルティングを行っていく過程で、クライアントのビジネスモデルの理解度を高めるためにリーンキャンバスを活用する機会がある。このリーンキャンバスは、概要をまとめるだけなので半日もあれば、ビジネスモデル全体をこれに盛り込むことができ、しかも重要な部分のみをまとめて記載することで一目でビジネスの本質を理解することができる。しかもこのリーンキャンバスは、技術をベースにしてビジネスを興していく企業に適した項目になっている。その点において、特に技術系の企業においては、サービス業を含めたあらゆるビジネスをターゲットにしたビジネスモデルキャンバスよりも、このリーンキャンバスを好んで使う場合が多い。

 以下がリーンキャンバスの軸項目である。

①課題では解決すべき上位3つの課題を抽出する
既存の代替品も記載しておくと競合や他のソリューションのスキーム等を理解しやすくなる
②顧客セグメントはサービスの顧客を抽出する
幅広い顧客まで広げることなく、サービス開始時に他ユーザーに影響を与えるアーリーアダプターを抽出する
③ 独自の価値提案
他のサービスとは異なる価値を抽出する。差別化要因と注目に値する価値を説明した単一で明確な説得力のあるメッセージが重要となる
④ ソリューション
課題を解決するためのソリューションを優先度の高い順から抽出する。
⑤チャネル
顧客へ商品を届ける経路を抽出する。
⑥収益の流れ
収益モデルや顧客障害価値、サービス価格などを抽出する。サービス価格に関しては、①課題に記述した代替品の価格を参考にするとよい
⑦ コスト構造
製品を市場に送り出すためにかかるコストを算定する。現時点で思いつくものだけで良い
⑧主要指標
広告収入:月間〇〇万円、SNSへのシェア 〇千回等
⑨圧倒的優位性
簡単にコピーや購入ができないものを軸に表す

実際にリーンキャンバスを活用してみて気づいた点は、やはり①課題と②顧客セグメントがしっかりと捉えられているか否かが非常に重要だと思う。また空欄を設けないように、わからなくても頭に思い浮かんだことや気づいた点をメモだけでもしておくだけで、いろいろと頭の整理には役に立つ。

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