技術経営ブログ

スマート農業

2019年3月1日

技術ブログ

 わが国の農業において近年人手不足が深刻化していると言われている。農業就業人口は1980年代は500万人強であったが、2015年は200万人まで低下している。日本の農業総産出額は、1980年代は年間12兆円であったが、2016年には9兆円まで低下している。人手不足の影響が如実に反映された結果だ。

 このようなわが国の農業の現状を打開するために近年において注目を浴びているのがスマート農業だ。スマート農業は、ロボット、ICT、AIを駆使し、農作業の省力化、労働の軽量化を図るものである。中でもAIの農業への適用は、農作物から取得した各種情報や自然環境に関する情報をあらかじめ学習させておき、農作物の詳細な状態を監視し、農作物の栽培に関する助言や支援を行ったり、植物工場へAIを導入したり、耕耘・播種・収穫などに使用する農機具へのAIの実装などが含まれる。農業へAIを導入することにより、作物栽培の最適な条件をより高精度に知ることができるようになる。収穫量が増え、農業経営力の向上につながることが期待できる。

 このようなスマート農業が注目を浴びるにつれて、従来型の農業にはなかった新たなビジネスも芽が出つつある。一方、このスマート農業を本格的に普及させていくためには、コストや安全性、信頼性の面等、解決しなければならない課題はまだ山積だ。

 スマート農業に関する特許について、当社ではすでに調査を行っているが、中でも労働の軽量化を目的とした農機に関する特許出願が多いのも興味深い。

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