技術経営ブログ

AIビジネスこそ知財マネジメントが鍵を握る

2019年4月1日

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 「AIスピーカー 外部の力で賢く」
 「ホテルやチケット、AIが値付け」
 「AI投信 ただ今学習中」
 「AI翻訳 TOEIC900級 文脈捉え自然な表現」
 「自動運転の安全技術 融合  -走行データ収集に弾み-」
 「薬開発 AIで早く -期間最大3割短縮-」
 日本経済新聞にはAIの実社会への活用のニュースがほぼ毎日掲載されている。多い日にはAIの記事が日本経済新聞の朝刊だけで5~6記事は紙面を賑わし、逆に朝刊にAIの記事が掲載されない日が珍しいぐらいである。現代はまさしく第3次人工知能ブームである。「ビッグデータ」と呼ばれている大量のデータを用いることで人工知能(AI)自身が知識を獲得する「機械学習」が急激に発展してきたことがこのブームの背景にある。世界の人工知能ビジネスの価値は、2018年において1兆1750億ドル(約130兆円)、2022年には、3兆9000億ドルに到達すると予測されている。

 このようなAIビジネスを成功に導くためには、単に数多くの教師データを確保し、AIに学習させて世の中に出す、という一般的なプロセスを何となく進めるのと、これらを一つのイノベーション戦略、知財戦略として捉え、これらのマネジメントを通じてビジネスを強化するのでは、その後の行く末は大きく異なる。特にAIに派生する知的財産としては、a)学習用データ、b)AIのプログラム、c)学習済みモデル、d)AI生成物、に及ぶ。通常の製造業と同様に、ビジネス全体に占める知的資産の割合は非常に高い。このため、これをどのような戦略的視野を以ってマネジメントしていくかが重要になる。
 
 小職の著書(詳細はこちらを参照ください)において、AIビジネスの知財経営について言及している。AIビジネスに適した知財マネジメントメソッドのパターンは凡そ15種類に分類できると考えている。AIビジネスの中身に応じてこれらの中から最適な知財マネジメントメソッドを当てはめ、強くて収益性のあるビジネスを作り上げていくことが今後も重要だと考える。

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