株式会社ロジカ・エデュケーション教育格差の解消と次世代の社会人基礎力育成に挑む、EdTechイノベーター 定量評価で特許の価値を可視化し、共感を生む「価値ストーリー」で資金調達につながる契約を獲得 株式会社ロジカ・エデュケーションは、「教育で経済格差をなくす」を理念に、プログラミング教材やAI・EdTech技術を開発・提供する企業です。保有特許の価値を投資家に訴求し資金調達につなげるため、特許価値の定量評価に加え、技術の社会的・事業的価値をストーリー化。数字と物語の両面から事業の魅力を伝える支援を行いました。 「定量的な裏付け」と「共感を生むストーリー」の両輪により、特許を核とした事業の魅力を投資家に訴求し、わずか数日で1.3億円超の資金調達につながる契約の獲得を実現しております(詳細はこちらから)。 お客様の課題・当社への要望 ・自社の保有特許にどの程度の経済的価値があるのか把握したい。 ・出資者に向けて自社の保有特許をアピールし、資金調達につなげたいが、特許の価値をどのように示せばよいかわからない。 導入後の成果 ・保有特許の価値を定量評価し、特許・技術が持つ経済的価値を可視化。 ・特許技術がもたらす社会的・事業的インパクトを整理し、投資家の共感を生む「価値ストーリー」を構築。 ・「定量的な裏付け」と「共感を生むストーリー」の両輪により、特許を核とした事業の魅力を投資家に訴求し、わずか数日で1.3億円超の資金調達につながる契約の獲得を実現。 ・これにより、同社が掲げる「教育で経済格差をなくす」というビジョンの実現に向け、次世代教材・AI技術の開発をさらに推進するための資金を確保することにつながった。 PROCESS支援の流れ 特許価値評価の分析 直近経営情報(収益情報)および今後5年間の事業計画・方針を分析。 定量的かつ客観的なデータに基づき、モンテカルロDCF法を用いた特許価値評価モデルを構築し、価値評価シミュレーションを実施。 投資家向け「価値ストーリー」のプランニング 将来のあるべき姿と競合環境を分析・整理 (サービスの特徴・優位性、将来展開、現状および将来の課題、競合他社、目指すべき将来像を整理) 投資家向け「価値ストーリー」の構築 STORYTELLING法を用いて、投資家の共感を呼ぶ「価値ストーリー」のフレームワークを構築し、ブラッシュアップ。
Points本プロジェクトのポイント 「定量的な裏付け」と「共感的な物語」の両輪による価値の最大化 「特許活用による資金調達」が目標でしたので、資金を出す投資家やステークホルダーの共感を呼ぶストーリーの構築を主眼に置きました。具体的には、ロジカ社が開発する高度なEdTech技術が、単なる機能的優位性にとどまらず、将来的に強固な収益基盤となるメカニズムを明確に定義しました。そのストーリーによって実現される事業価値を、特許をベースとして定量的な数字で裏付けました。「数字で証明し、物語で共感させる」アプローチにより相乗効果を生み、不確実性の高いベンチャー投資において投資家の不安を払拭しつつ、特許技術が生み出す事業価値を、多角的かつ説得力をもって提示できる設計としました。 STORY TELLING法によるストーリー構築 4つの場面(①舞台、②登場人物(WHY)、③衝突(課題)、④解決策(HOW))と「ビッグ・アイデア(WHAT)」から成る基本構成を具体化。難解な特許技術や事業計画を単なる「機能や数値の説明」で終わらせず、投資家の心を動かす「投資すべき必然性」へと昇華させるのが本メソッドの狙いです。具体的には、市場環境(舞台)の中でターゲット(登場人物)が抱える深刻なペイン(衝突)を明確にし、クライアントの特許技術がそれを打破する唯一無二の手段(解決策)として機能し、最終的にどのような社会変革(ビッグ・アイデア)をもたらすのかを体系的に整理・言語化します。このように、「その技術が誰の、どのような問題を、どのように解決し、どのような未来をもたらすのか」を物語として伝えることで、記憶に残り、感情に訴えかけるストーリーへと仕上げ、技術・事業の価値を際立たせました。 特許価値評価メソッド 事業全体のフリーキャッシュフローのうち、本特許がもたらす利益への寄与を客観的に可視化。 当社が保有している特許の量×質のデータベース(IIPAC)を活用し、特許の質的側面も含めて定量化。 また、特許の無効化リスクや新規事業の不確実性を考慮し、過度に楽観的な評価を避けながら、将来性も適切に反映するバランスの取れた評価モデルを採用しました。
Interviewインタビュー 『この挑戦を応援したい』——共感から始まる、特許を起点とした事業加速の物語 株式会社ロジカ・エデュケーション代表取締役 関 愛 様 今回の「特許価値評価のストーリー作成」を弊社(IIPC)にご依頼いただいた背景を教えてもらえますでしょうか? 自社保有特許には優位な価値があるはず、という強い確信自体はありました。しかし、実際に資金調達を本格的に実施しようとする場合、自社で特許の価値をいくら主張しても信頼されにくいため、どうしても客観的な第三者による評価・分析が必要でした。 また、実際の特許の価値評価額を投資家に見せても、特許とビジネスとの繋がりが不透明で伝わりづらく、その先に話が進まないという課題もありました。 そこでIIPCから、「特許の定量評価」と「心を打つ共感ストーリー」の両輪によって、特許そのものの価値だけでなく、その先にある事業価値・社会的価値まで伝えることで、特許の価値を最大化するアプローチをご提案いただきました。このアプローチは、まさに当社(ロジカ)が抱えていた課題に合致しており、本当に「大当たり」だと思いましたので、ご依頼しました。 弊社(IIPC)が提供した特許の価値評価メソッド(定量的指標による特許価値算定&モンテカルロDCF法を取り入れた事業シミュレーション)についてはいかがでしたか? 主観的な判断に頼るのではなく、客観的な定量的指標を用いて特許寄与率を求めるメソッドは、非常に参考になりました。モンテカルロDCF法についても、私たちが外部に対して特許が事業価値にどの程度貢献するのかを、客観的な数字に基づいて説明できるため、投資家や金融機関に対しても分析結果の信頼感を伝えることができ、本当に良かったと思っています。 次に、今回のコンサルティングで取り入れたSTORY TELLING法について感想をお聞かせ願います。特許の価値評価値に加えて、解決策としての御社の発明(特許技術)につながる起承転結を組み立てて、ストーリーを構築しましたが、いかがでしたでしょうか? 私たち自身、もともとストーリーというものを非常に大切にし、それを軸に成長してきた会社ですので、ビジネスにおいて「いかにストーリーを構築するか」は極めて重要だと考えています。ストーリーがないと人々の共感は生まれませんし、逆にストーリーさえしっかりしていれば、深い共感を得られるというのは、これまでのビジネス経験からも実感していました。IIPCが提供するSTORY TELLING法に基づく一連のストーリー作りは、社会や顧客が抱える課題から始まり、それを解決するために当社(ロジカ)がどのような技術を生み出し、その技術がどのような事業や未来につながっていくのかを一つの物語として整理するもので、外部に対して当社(ロジカ)の特許の価値を極めて分かりやすく、かつ共感を持って理解していただける形にしてもらったので、非常に良かったと思います。 実際にステークホルダーから「将来性のある特許」、「それを裏付けるビジネスモデル」に魅力を感じていただけました。単に「特許がすごい」という説明ではなく、「この技術によってどのような未来を実現しようとしているのか」まで伝えられるようになったことが大きかったと思います。 特許をストーリーに繋げることでどのような広がりがありましたか? 単に特許が技術的に優れているというだけでなく、私たちが目指しているビジョンそのものに深く共感していただいたことが大きかったと感じています。投資家の皆さんが、当社(ロジカ)が掲げる「教育事業を通じて、将来のデジタル人材を育成し、教育による経済格差をなくしていく」という、当社の技術から派生する社会的ミッションに対して、『自分もこの挑戦を応援したい、仲間になりたい』という強い想いを持っていただけたのだと思います。その結果、特許に基づく資金調達を数日で実現でき、事業の発展に向けて大きなアクセルを踏むことができました。 EdTech(教育×テクノロジー)業界を独自技術によりイノベーティブに牽引される御社にとって知財の重要性と位置づけは? EdTech業界は非常に動きが早く、新しいアイデアやテクノロジーが次々と生まれる一方で、他社の模倣(真似)も発生しやすい業界だと思います。 当社(ロジカ)は、プログラミング教育という教育事業からスタートしましたが、現在はそこにAIの力なども掛け合わせています。最終的に目指しているのは、「誰もが自分のウェルビーイング(Well-being、幸せや満たされた状態)を実感できる世界を実現すること」です。理念としての表現は時代とともに進化しているかもしれませんが、根本にある「人々の幸せを実現するために」という想いは一貫しています。 創業当初、優れた教材や教育ノウハウを開発しても、「すぐに真似され淘汰される」と言われました。しかし、当社(ロジカ)は上述した確固たる理念の下、特許という確固たる知的財産権が加わることで、状況は一変しました。容易に真似できない「特許の壁」が、ロジカ式の独自性と競争優位性を明確にし、業界内でも「ロジカは唯一無二の独自性を持った、一目置くべき企業である」という認知が急速に広がったと感じています。 更に、当社が開発するEdTechのライセンシングやフランチャイズ展開においても、特許が非常に大きな役割を担っています。 また、特許を取得する過程で、自分たちが持っている技術やノウハウの価値を改めて社内で認識することにもつながっています。の従業員全員に技術や知財の価値を理解してもらい、「自分たちが生み出しているものには、これだけの価値がある」という意識を持ってもらうことで、モチベーション向上につなげるインナーブランディングにも、特許が貢献していると思います。 当社にとっての知財の位置づけは、事業の競争優位性を支え、オープンイノベーション等の事業展開を可能にし、さらに社員の誇りやモチベーションにもつながる、「経営そのものを支える重要な資産」だと考えています。 株式会社ロジカ・エデュケーション 所在地 〒563-0055 大阪府池田市菅原町3-1 ステーションN107 事業内容 1 プログラミング教材「ロジカ式」の開発・提供 2 大学入試「情報Ⅰ」対策事業(ステラリア) 3 プログラミング教室のフランチャイズ(FC)および導入支援 4 出前授業・企業/自治体連携事業 5 AI・EdTech技術の開発 ビジョン・理念 「教育で経済格差をなくす」「子どもたちの輝ける未来を創造する」 単なるプログラミングスキルの習得にとどまらず、「プログラミング教育×社会人教育」をコンセプトに掲げています。将来の予測が困難な時代において、「周囲から愛され、尊敬される大人」になるために不可欠なIT言語力・論理的思考力・社会人基礎力(非認知能力)を幼少期から育むことを目的としています。 オフィシャルサイトへ 支援事例一覧へ